婚約指輪のダイヤモンド、どんな留め方がある?

今回はこれからサプライズでプロポーズをお考えの方、
ふたりで婚約指輪(エンゲージメントリング)をお探しの方にも
ご覧いただきたい婚約指輪のセンターダイヤモンドの
セッティングの種類についてご紹介いたします。

センターダイヤモンドのセッティングの仕方には
様々ありますが大きく分けると2種類。
「爪あり」タイプと「爪なし」タイプ。
それぞれ細分化され特徴がありますのでご紹介いたします。


◆「爪あり」タイプの特徴

ダイヤモンドをいくつかの地金の爪で
掴むようにセッティングするのが爪ありタイプ。
婚約指輪と聞いて多くの人がイメージするのが
このタイプのデザインと言えるでしょう。

爪ありタイプのメリットは立体感のあるつくりで
光を多く取り込むことができるため、
ダイヤモンドの輝きをより際立たせてくれる点にあります。

爪ありタイプにも種類があります。

【愛の一灯-あいのいっとう-】
➤立て爪

ダイヤモンドを高めの位置で
複数の爪で留める婚約指輪では王道タイプ。
爪の本数は6本や4本などさまざまですが、
6本爪ではダイヤモンドの丸みが強調され優しい印象に、
4本爪ではすっきりとした見た目でエレガントさが強調されます。

6本爪、4本爪が主流ではありますが中には
8本爪や5本爪といった少し珍しいタイプも。
王道感がありつつもさり気ない個性を演出したい際には
爪の本数に注目してみるのもおすすめです。

【艶-えん-】
➤カテドラルセッティング

ダイヤモンドを高い位置に持ち上げるように、
アームから伸びるスロープによって両脇から支えるように
セッティングする安定感とエレガントな見た目が両立したタイプ。

横から見たシルエットが美しく
ダイヤモンドとアームとの段差が少ないことから
先にご紹介した「立て爪」のタイプと比較して
衣服などに引っかかりにくく、
婚約指輪も日常的に身に着けたいという方に
おすすめのセッティングです。

◆「爪なし」タイプの特徴

爪なしタイプは爪ありタイプの婚約指輪に比べると
ダイヤモンドを留めるのが点(爪)ではなく、
地金で留める面積が広くなるため輝きは控えめな印象。
しかしながら爪留めに比べると圧倒的に
衣服などへの引っかかりがしにくく
普段使いがしやすいのがメリットです。

爪ありタイプの王道感とは違った
モダンで洗練されたイメージとなるため
人とは違ったこだわりを演出したい方おすすめです。

爪なしタイプにも種類があります。

【CANDY-キャンディー-】
➤はさみ留め

リングに溝を彫り込み、ダイヤモンドの縁の2カ所を
対角線上の地金で挟み込んで留めた表面が滑らかなタイプ。
高さや凹凸がなく身に着けやすいながらも、
アームがダイヤモンドの直径程の太さとなるのが特徴です。

【二世の契り-にせのちぎり-】
➤伏せ込み

はさみ留めと同様にアームに穴をあけて
ダイヤモンドを埋め込むようにセッティングする
高さがなく日常使いしやすいフラットなタイプ。
凹凸が少なく手元に落ち着いた印象を与えてくれます。

この他にも「爪あり」タイプ「爪なし」タイプの
両方の要素を持った次のようなセッティングの方法があります。

【curious-キュリオス-】
➤ベゼルセッティング(覆輪留め)

ダイヤモンドのガードル部分を
くるりと一周地金で取り囲んだ留め方。
周囲を覆うことで輝きを適度に抑えることができ、
石枠として高さを出した際にも爪の引っかかりがないため
普段使いにも適したデザインとなります。

リングのテイストによってはクラシカルやアンティークな雰囲気、
現代的でスタイリッシュな雰囲気にもなる留め方です。

さて今回は婚約指輪のセンターダイヤモンドの
セッティングの種類についてご紹介いたしました。
皆さまのお好みのセッティング方法はどちらでしょうか?

当店でご紹介しているブライダルリングは
基本的にご注文をいただいておつくりを開始する
オーダーメイドのリングとなっております。

「記念日に間に合うように婚約指輪を準備したい」
「顔合わせ、結納までに指輪が必要」という皆さまも
ぜひお日にちに余裕をもって指輪選びをスタートしましょう!


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