婚約指輪のグレードはどれがいいの? (前編)

「婚約指輪はダイヤモンド」
日本ではこれが定番ですよね
ヨーロッパ等では、必ずしもダイヤではないことも多いようですが
やはり光り輝く宝石が指輪になっているとテンションが上がりますよね

一口にダイヤモンドと言っても、色々あります
ダイヤモンドは、いわゆる4Cと言われるもので総合評価をされるので、
これが良い、あれは悪いというわけではなく、買われる方が何を望んでいるかで、
欲しいと思うダイヤが変わってきます
ではその総合評価に使う「4C」とはなにか・・・
①CUT(カット) ②COLOR(カラー) ③CLARITY(クラリティ) ④CARAT(カラット)
つまり
①研磨の出来具合
②色
③中にある傷の量
④重さ
のバランスで値段が変わっるということになります

① ダイヤモンド鉱は、キンバ―ライトという鉱物の鉱山で見つかるのですが
最初はなんかちょっと透明な石、という感じの見た目です
専門の研磨職人が、結晶面を読んで割ってから、最大限の大きさの宝飾品にカットします
写真のようなラウンドブリリアントが一般的と思われていますが、意外と四角いスクエアカットや涙型のペアシェイプも多く研磨されます
イギリス王室所有の、世界最大のカリナンダイヤモンドも、530カラットもあるペアシェイプです
現在多くカットされるラウンドブリリアントカットは1919年に確立されたものですが、ダイヤの光の反射が非常に細かく計算されていて、58面のどこに光が当たっても屈折によってキラキラと輝きます
ですが、複雑な構造の多面体ですので、ほんの少しでもカットのバランスがずれると
輝きが減ってしまうことになります
そこで、ダイヤモンドを評価する研究所=GIA・米国宝石学会(Gemological Institute of America)などで、カットのグレード(順位)を付けています
高価な宝飾に使われるものは、面のずれのない事は最低ラインで、
Good(グッド)、 VeryGood(ベリーグッド)、Excellent(エクセレント)と呼ばれています
通常、指輪に使うのはGood 以上ですが、他のグレードが同じでもGoodとExcellentでは
値段が違うというわけです

②カラーというのは割とわかりやすいかもしれません
基本的にはダイヤモンドは無色透明とされていますので、ダイヤのD、から始まる透明の石が最高のカラーです
もちろん一概には言えませんが、婚約指輪に使うのでしたらDからGくらいが一般的で
やはり、DカラーとGカラーでは値段がかなり変わってきます
HやI カラーのハイクラスの物も存在しますが、日本にはほとんど入ってきません
ちなみにイエローダイヤで有名なものはティファニー者が所有する、世界最大と言われる278カラットの「ザ・ティファニー」です
続く




