「トルマリン」と「オパール」10月の誕生石とお手入れについて
今回は10月の誕生石である「トルマリン」と「オパール」についてご紹介。
日本では一般的に10月の誕生石は「トルマリン」と「オパール」の2つが誕生石とされています。日本の誕生石は1958年にアメリカの宝石商組合が定めた誕生石をベースに制定されており、アメリカでも10月の誕生石は「トルマリン」と「オパール」の2つ、イギリスやオーストラリアでは「オパール」のみ、フランスではまったく異なり「真珠」と「アクアマリン」が10月の誕生石とされています。
雅-miyabi-®でご紹介しているブライダルリングの多くは内側に誕生石を留めることができ、10月の場合は「ピンクトルマリン」をご用意しています。
トルマリンはこのピンクの他、ホワイト・ブラック・グリーン・ブルー・イエロー・クリアなど多彩なカラーバリエーションがあるのが特徴。中でも胴が色因のネオンブルーの発色をする「パライバ・トルマリン」は希少で、世界三大希少石のひとつに数えられます。
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[コラム|9月の誕生石「サファイア」実は◯◯◯と同じ鉱物!?]
「トルマリン」の硬度はダイヤモンド、ルビー・サファイアに次いで高くモース硬度は7~7.5。一方「オパール」は硬度が低めで5.5~6.5となっており、ブライダルリングのインサイドセッティングに向かないことが分かります。
しかしオパールは非晶質で特異な内部構造から生まれる遊色効果(プレイ・オブ・カラー)により他にはない魅力があり、特に日本人が好む傾向にあります。オパールの主な産地はオーストラリア、メキシコやブラジル、エチオピアなどの南米、インドネシアやアメリカ、タンザニアなど。世代によっては海外旅行のお土産として購入したという人もいるかと思います。
雅-miyabi-®ではファッションジュエリーとして店頭に並んでいるタイミングもあるので、ご来店の際にはチェックしてみてくださいね。
✒オパールについては以前のコラムでトルマリンとあわせて詳しくご紹介しております↓
[コラム|10月の誕生石「オパール」「トルマリン」 指輪に適しているのは…]
オパールは古代ギリシャでは予言と病気からの保護を授けると考えられており、ヨーロッパでは長い間、純潔、希望、真実の象徴としていました。同じ10月の誕生石でトルマリンが好きという方でも、歳を重ねてオパールの美しさに魅了されたということも多くあります。
また「オパール」は結婚記念日14周年を祝福する宝石でもあります。アニバーサリージュエリーをお探しの方にもおすすめです。
最後に…
◇「オパール」のお手入れや保管について
・超音波洗浄はNG!
硬度の面から振動を起こす超音波洗浄機の使用はせず、ぬるめの石鹸水で優しく洗浄することをおすすめします。しかし長時間水にさらしたり、水に濡れたまま放置すると場合によってはオパールの色味が変色するので早めに水分は拭き取りましょう。汚れがひどくない場合には柔らかな布での乾拭きのみでもOK。
・乾燥注意!
→オパールは構造中に水分を含み乾燥がダメージの原因となります。太陽光が当たる状態が続くと水分が急に蒸発し亀裂が入る恐れがあります。保管の際にも極端な乾燥状態が続かないよう注意しましょう。
・単独で保管するのがおすすめ!
→オパールよりも硬い宝石がセッティングされたジュエリーと一緒に保管すると、その宝石によりオパールの表面を傷つける恐れがあります。先述したダイヤモンドやルビー・サファイアはもちろん、エメラルドも気をつけましょう。