ファンシーカラーダイヤモンドの魅力と希少性

◆ファンシーカラーダイヤモンドとは

婚約指輪(エンゲージリング)のセンター石として使用されることの多い通常の無色透明なダイヤモンド。無色から淡黄色、淡褐色のダイヤモンドはカラースケールでD~Zの範囲でグレード分けされ、この中からD~Fを無色(COLORLESS)とし希少で価値が高いものとされています。

しかしファンシーカラーの石はこのグレード分けに当てはまらず、フェースアップでZの範囲を超える色をもちイエローおよびブラウンのダイヤモンド。またその他のあらゆるカラーを示すもので、10,000個のダイヤモンドのうち1つしかないといわれるほどとても希少な石となっています。

D~Zの範囲のダイヤモンドは通常色が見えるほど価値が下がりますが、ファンシーカラーダイヤモンドはこれと反対でその色の濃さと純度に応じて価値が上がります。

◆ファンシーカラーダイヤモンドにはどんな色があるの?

ファンシーカラーダイヤモンドには多くの色があり、イエローやブラウンがよくあるファンシーカラー。そしてレッドやグリーン、パープル、オレンジが一般的に最も稀であるとされ、それにピンクとブルーが続きます。またブラックやグレー、ファンシーホワイトの石もファンシーカラーとみなされます。ホワイトダイヤというと無色透明なダイヤモンドをイメージされる方もいらっしゃいますが、このファンシーホワイトは通常の透明なダイヤとは異なり白濁したミルキーなホワイトカラーのダイヤモンドのことを指します。

大きくて鮮やかなファンシーカラーダイヤモンドは極めて稀で、有名なオークションでその知名度が上がっています。
世界でも有名なのがピンクダイヤモンドの『ピンクスター(Pink Star)』。「無傷のものでは世界最大」ともいわれるピンクダイヤで、59.60ct(カラット)という巨大さ。GIA(米国宝石学会)が鑑定し、インターナリーフローレス(IF)とファンシビビッドというグレードをもったオーバルカットのダイヤモンドです。ちなみに現在『ピンクスター』という名称は2007年につけられたもの。2003年には所有者でありカットを施したシュタインメッツ社の名前から「シュタインメッツピンク」という名称で公開されていました。

もうひとつファンシーカラーダイヤモンドで有名なのが『ホープダイヤモンド(Hope Diamond)』。45.52ctでクラチティはVS1のファンシーダークグレイッシュブルー。クッションブリリアントカットが施されています。現在は米国のスミソニアン博物館のひとつである国立自然史博物館に所蔵されている『ホープダイヤモンド』ですが、現在はその場に落ち着いているものの持ち主を次々と破滅させ人手を転々とする『呪いの宝石』として有名になったダイヤモンドです。
ちなみにダイヤモンドのブルーの色を生み出す原因となっているのがホウ素。ホウ素が結晶構造内に含有されることで美しいブルーとなりますが、ダイヤモンドが成長する地中深くのマントルではこのホウ素の濃度が極めて低くなるため、その希少性が極めて高いとされています。

この他にも有名なファンシーカラーダイヤモンドには、ファンシーグリーンの『ドレスデングリーン(Dresden Green)』、ファンシーレッドの『ムサイエフレッド(Moussaief Red)』などが挙げられます。

◆ファンシーカラーダイヤモンドをブライダルリングに!

希少で非常に高価なファンシーカラーダイヤモンドですが、婚約指輪(エンゲージリング)や結婚指輪(マリッジリング)のメレダイヤモンドとして取り入れることで、私たちもファンシーカラーダイヤモンドのひとつであるピンクダイヤ気軽にを身に着けることができます。
雅-miyabi-でご紹介しているオリジナルブランド〈雅-miyabi-〉はもちろん、ピンクダイヤモンドコレクションをもつ〈CAFERING〉でもそのこだわりのファンシーカラーダイヤモンドのデザインをご覧いただけます。〈CAFERING〉のピンクダイヤモンドはファンシーカラーダイヤモンドのグレードの中から、ファンシーライトとベリーライトのクラスを中心にインクルージョンが少なく、クラリティのグレードが高いものを厳選しお届けしています。

○雅-miyabi-
【雪咲-ゆきさき-】
~微笑む君と~

○CAFERING
【Robe de mariee-ローブドゥマリエ-】
~永遠のメモリー~

一生もののブライダルリングに天然のファンシーカラーダイヤモンドを取り入れたいという方は、お気軽にご相談いただければ幸いです✾

コラム一覧へ戻る