9月の誕生石【サファイア】にまつわるあれこれ

9月の誕生石のひとつに「サファイア」があります

言わずと知れた、深い青または蒼と表現される宝石で、鉱物の硬さを測る
”モース硬度”ではダイヤモンドに次いで2番目の硬さがあります
*ダイヤモンド=10 ルビー・サファイア=9

つまりは比較的傷がつきにくい宝石ですね

英国のウイリアム皇太子が、キャサリン妃に贈った12カラットの婚約指輪もサファイアでした

そして、この指輪はウィリアム皇太子の母君、ダイアナ妃がチャールズ現国王から贈られた婚約指輪でしたし、子育てをしながらも常に身に着けておられました

伝統あるイギリス王室らしく、元々は1840年にビクトリア女王の夫君の
アルバート公が、妻の女王に贈ったとても大きなサファイアのブローチに
インスピレーションを受けて造ったデザインの指輪だそうです

サファイアはルビーと元素を同じくする鉱物で、コランダムという種類になります

同じものなのですが、赤いものをルビーと呼び、それ以外のものをサファイアと呼びます

ですから、ルビーは赤のみですが、サファイアには、ピンクサファイアやホワイトサファイア、イエローサファイア等も、実際に存在します

同じ仲間のルビーが血の色を連想させて、「情熱」や「愛情」「勝利」といった能動的なものを象徴するのに比べて、サファイアの石言葉は「慈愛」「誠実」「徳望」「真実」といった内面の高潔さを連想させるものが多く、古くから聖職者や王族・貴族と言った支配階級に好まれました

美しい深い色の物は高価で、イギリス王室がミャンマー産のサファイアに名付けた
「ロイヤルブルー」が代表です

やはり青いものがなじみが深いのですが、グリーンサファイアやピンクサファイアも
大変珍しいですよね

コラム一覧へ戻る