日本の技術と伝統を手元で感じられる『輝彫シリーズ』の指輪とは?

今回ご紹介するのは当店でお取り扱いしている〈輪-RIN-〉の『輝彫(KIBORI)シリーズ』について。
『輝彫シリーズ』の指輪は、特許製法の“ティンクルカット”と熟練の職人による“和彫り”を組み合わせつくられる、これからの輝かしい人生と、お互いの真心をカタチにする指輪。その美しさから結婚指輪としてだけではなく、アニバーサリージュエリーや、ご褒美ジュエリーとしても人気です。


◆ティンクルカット製法とは

1996年、それまで地金ジュエリーの見栄えを良くするために用いられた「カット」を、ジュエリーデザインの主役へと導いた特許製法。
貴金属地金は原則としてすべての入射光をその表面で反射光としてはね返しますが、反射光は乱反射することで繊細でありながらも強力な輝きとなります。貴金属が生じ得る最大限の乱反射を創りだすのが“ティンクルカット製法”。身に着ける人の動きに合わせて流れるような閃光を放ち、存在感を感じさせるジュエリーが出来上がります。

◆手彫り(和彫り)とは

匠の技である「手彫り」は金属工芸の世界では“彫金”と呼ばれ、諸説ありますが日本での彫金の技術は古墳時代に渡来した技術者によって伝えられ、1500年近い歴史があるといわれています。
平安時代になると刀剣や鎧甲などに彫金の装飾が施され、鎌倉時代では将軍家お抱えの彫金師やその一族が現れます。多くの職人が誕生し後世に残る作品が創られ、現代においても受け継がれる高度な技法の礎が出来上がったとされています。

江戸時代になると刀剣は武器としての実用性、また意匠に価値観を見出すような作品性を求めるものに変化し、この流れの中で精密で繊細な彫金の技術が完成しました。やがて刀剣や武器だけではなく、一般の人々の生活用品にも彫金が施されるようになり、ファッションの流行のように世間に広がったといわれています。

それ以降の時代には、彫金は日本独自の繊細さや斬新な表現方法を生み出しながら伝統技術として発展しています。絶えることなく彫金の技術は伝承され、日本独自の彫金技術「和彫り」が確立しました。

◆輝彫シリーズの特徴

輝彫シリーズは特許製の“ティンクルカット”と、職人技の“和彫り”を組み合わせたデザインとなりますが、セミオーダーで和彫り部分を二人だけのオリジナルの彫り模様でおつくりすることが可能です。取り入れたいモチーフやご希望のデザインをお伺いし、手彫り絵師が指輪に表現できるデザインをデザイン画でご提案いたします。

『輝彫シリーズ』はボリューム感のある幅広デザイン(ベーシックラインコレクション)8種類と、軽やかな細身デザイン(スリムラインコレクション)4種類からなる、全12デザイン。指輪のお素材はプラチナ(Pt900)またはゴールド(K18)よりお選びいただけます。選ぶお素材や指輪のサイズによって価格が異なりますので、詳細はスタッフまでお尋ねください。

雅-miyabi-京都本店・表参道店にて『輝彫シリーズ』全12デザインをご試着いだだけます。
日本の技術と伝統を手元で感じられる指輪をぜひ皆さまご覧にいらしてくださいね。


▽掲載デザイン
【円-MADOKA-】
【流水紋-RYUSUIMON-】
【編-FUMI-】


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