婚約指輪を送る理由。
本日は、婚約指輪を送る理由について
お話しさせていただきます。
結婚の約束をしたときに、婚約指輪を渡すという
シチュエーションが多いと思います。
そもそも、なぜプロポーズに婚約指輪を
渡すようになったのでしょうか。
婚約指輪についての由来や想いについてなど
深掘りしていきましょう。
結婚の約束としてパートナーへ渡す婚約指輪。
始まりは古代ローマ時代に遡ります。
古代ローマでは約束を果たす誓いの印として
お互いに鉄の輪をはめる習慣がありました。
紀元前3世紀ごろから婚約の際に
指輪を贈っていたと言われています。
婚約指輪は両家の間で婚約が成立した証でもあったそうです。
このころの婚約指輪は鉄製でした。
2世紀ごろになると金の指輪が作られ、
恋人同士の愛の証として使われるようになったといいます。
15世紀に入ると、これまでルビーやエメラルド、サファイヤが
指輪に留められている宝石として主流でしたが
ダイヤモンドの研磨技術が進み、
ダイヤモンドを留めている指輪が登場します。
18世紀にはいるとダイヤモンドを留めた指輪が多くあらわれます。
ダイヤモンドの採集量が増えたことで19世紀から20世紀にかけて
婚約指輪を贈るという習慣が広まってきました。
日本で婚約指輪の習慣が普及したのはもっと後の事。
1960年代から結納品の一つとして贈られるようになったといわれています。
現在の婚約指輪のイメージが確立されたのは1970年代頃。
当時、放送されていた宝石会社のCMがきっかけとされています。
ダイヤモンドは最も硬い宝石であることから
「固い絆」の象徴と考えられてきました。
さらに、美しく透明であることから、
純真無垢さや潔癖さを意味する宝石として婚約指輪に重用されてきたのです。
婚約指輪には、古くから「約束」や「契約」、
そして「永遠の愛」という意味が込められてきたのです。
生涯をともにするという約束を目に見える証として残すものでもあります。
婚約指輪の意味や、婚約指輪を贈る理由を知った上で、
最高の愛の誓いを贈ってくださいね。