意外と知らない『星座石』とは?
昨年12月に日本の誕生石が改定されることとなり、
63年ぶりに10種類の宝石が新たな誕生石として追加されました!
誕生石といえばブライダルリングには指輪の内側にいれる宝石
『シークレットストーン/内石』としての印象が強いと思われます。
ブランドによって内石の種類やサービス内容に違いはありますが、
選べる場合はご自身の誕生石をお守りとして、
または一緒にいられない時間もお互いを感じられるようにと
パートナー様の誕生石を入れたりと色々な組み合わせ方がありますよね。
しかし『お好みのお石が誕生石とはまた別』というお声もございます。
その時は石自体に宝石言葉が一つずつついておりますので、
ご自身のお気持を優先していただければと思うのですが、
実は『誕生石』だけではない『星座石』というのをご存知でしょうか?
今回は『星座石』をご紹介し、内石を選ばれる際の新たな選択肢を
増やしていただければ幸いです。
◇『星座石』ってなに?
そもそも『星座石』とはどのようなものでしょうか。
日本では生まれた月による『誕生石』が、
お守りとしてのパワーストーンとして主流で、
ご自身の誕生石をご存知の方も多いと思われます。
反対にあまり馴染みがない『星座石』。
『星座石』は星の動きが運勢を左右すると考える「占星術」を基にして生まれた、
12星座に基づいて守護石が選ばれた宝石のことです。
由来は西洋占星術や古代の天文学、ギリシア神話、
黄道12星座の起源と合わせてメソポタニア文明からともいわれており
発祥ルーツの特定は難しいとされています。
ちなみに黄道12星座とは太陽と関連があり、
地球は1年をかけて太陽の周りを1周し、
その通り道のことを「黄道」と呼びます。
約2000年前のギリシア時代にこの黄道をほぼ12等分することで
星座を作りあげ、黄道12星座と呼ばれ星占いなどに使用されるようになりました。
また1年をかけて地球が太陽の周りをほぼ1周するため、
太陽は同じ星座に戻ってきます。
そのため1年の特定の時期には、太陽は特定の星座に位置しているように見え、
生まれた日に太陽がどの星座で輝いていたかが、
その人の人生を左右すると考えられるようになり、星占いが生まれることになったといわれています。
私たちの知る誕生日の星座はその時に太陽が輝いていた星座であったというのは
とてもロマンチックですね。
星座石は身に着けることによって、宝石の持つ神秘的な力が
持ち主の持つ素敵な魅力やパワーをを強め、
更に幸運をもたらしてくれると言われています。
また星座石が輝くほど、ご自身の本来の魅力や力、
才能が向上し運が開け良い方向に進むと信じられており
ヨーロッパでは『星座石』が『誕生石』より一般的です。
『星座石』は星座ごとに4~5石選ばれていることが多く、
国や地域、文化によって色々な宝石が選ばれています。
対応する星座の物語やイメージに添う石が多く見受けられます。
それでは『星座石』ご紹介させていただきます!!
牡羊座(3月21日~4月20日)
守護星:火星
星座石:ルビー・ガーネット
牡牛座(4月21日~5月21日)
守護星:金星
星座石:エメラルド・サファイア
双子座(5月22日~6月21日)
守護星:水星
星座石:アクアマリン・シトリン
蟹座(6月22日~7月22日)
守護星:月
星座石:パール・ムーンストーン
獅子座(7月23日~8月22日)
守護星:太陽
星座石:ルビー・ダイヤモンド
乙女座(8月23日~9月22日)
守護星:水星
星座石:サファイヤ・ターコイズ
天秤座(9月23日~10月23日)
守護星:金星
星座石:ペリドット・エメラルド
蠍座(10月24日~11月22日)
守護星:冥王星
星座石:トルマリン・トパーズ
射手座(11月23日~12月22日)
守護星:木星
星座石:アメシスト
山羊座(12月23日~1月20日)
守護星:土星
星座石:ガーネット・ターコイズ
水瓶座(1月21日~2月19日)
守護星:天王星
星座石:オニキス・アメシスト
魚座(2月20日~3月21日)
守護星:海王星
星座石:アクアマリン・ダイヤモンド
誕生石と重なるところもあれば、また全然違ったりとする『星座石』。
誕生石と同じようにご自身の『星座石』を内石として留めるのも
素敵ですし、新たな記念日となる入籍日や挙式日に合わせて
その日の夜空に輝く『星座石』を想い出として指輪に取り入れるのも
他の方とは違った特別感を演出できますね。
ぜひ内側に宝石を留められる際には『誕生石』だけでなく、
新たな選択肢『星座石』も幸せのお守りとして
ご検討くださいませ。