婚約指輪にダイヤモンドが選ばれる理由
“ダイヤモンド”と耳にするとジュエリーや婚約指輪に輝く姿を
思い浮かべる方が多くいらっしゃると思います。
光をたくさん取り込みキラキラと美しく輝くダイヤモンドは
≪宝石の王座≫と市場で大きなシェアを占めていますが、
宝石を使う歴史の中でダイヤモンドが現在のように言われるようになったのは
じつは数百十年足らずのこと。
ダイヤモンドは原石のままではあまり光らず、ガラス玉と大差なく
色や模様の美しいエメラルドやルビー、サファイアや瑪瑙のほうが
昔は宝石の中でもずっと優位とされていました。
ではそんなダイヤモンドが何故、今ではブライダルリングとしても
人気ある宝石として知られているのか・・・
今回はダイヤモンドの特性や由来についてご紹介いたします。
◇ダイヤモンドの歴史
ダイヤモンドが一番最初に発見されたのはインドの河川といわれています。
鉱物の中で一番の硬さを持つダイヤモンドは、研磨や加工することができず
その美しさを知ることはできませんでした。
しかし古代の人々がダイヤモンドを大切な石と考えた理由は、
その美しさではなくダイヤモンドの持つ神秘性や硬さの性質・希少性にありました。
ギリシャ人からは「神々の涙」、ローマ人からは「星のかけら」と
呼ばれたダイヤモンド。
古代の人々は邪悪なものから身を守るお守りとして扱われたいたようです。
そんなダイヤモンドが宝石としての美しさを知られるようになったのは
1945年。
ベルギーのルドウィング・ヴァン・ベルケムが
『ダイヤモンドをダイヤモンドで磨く』という方法を発明したことです。
さらに1400年代にはヨーロッパでファッションジュエリーとしての地位を確立していき、ダイヤモンドの価値が認められるようになりました。
◇ダイヤモンドの名前の由来
『ダイヤモンド』の語源は諸説ありますが、
ギリシャ語のadamazeinまたはadamas(アダマス)が由来とされています。
「征服されざるもの、何よりも強い」という意味があり、
通説では「adamazein」がラテン語で「adamant(硬い石)」となり
否定を意味する「a」が取れて【diamond】になったと言われています。
和名では『金剛石』。
仏経典に記されている「金属のように硬く壊れにくい」という意味の
「金剛不壊(こんごうふえ)」に由来しているそうです。
石言葉は「純潔・永遠の絆・不屈・純愛」があり、
また地球上でもっとも硬い鉱物であることから、
「固い絆を結ぶ」という意味が見出されたました。
硬質で傷つきにくいことからダイヤモンドを贈るということは
“永遠の絆を贈る”という意味合いが含まれています。
◇ダイヤモンドが選ばれる理由
ダイヤモンドを婚約指輪として初めて贈られたのは
1476年のちにローマ帝国皇帝となるオーストリアのマキシミリアン大公が
ブルゴーニュ公国のマリーニ贈ったものとされています。
歴史を経て今もなおダイヤモンドが婚約指輪に選ばれるのか・・・。
その理由としてダイヤモンドの硬さと希少性、
無色透明で美しく輝く性質、一生涯変わらない愛などがあげられます。
ダイヤモンドは安定性に優れており、
酸や光線・高温に対し影響を受けにくい宝石です。
また1947年に “A Daimond Is Forever(ダイヤモンドは永遠の輝き)”の
スローガンを誕生させたデビアスグループの広告が
1990年代を中真意日本でCMに使用され認知されたことも
多くの人々にダイヤモンドの魅力と愛の象徴として
婚約指輪とダイヤモンドのイメージを定着させていきました。
何より永遠に輝き続ける美しいダイヤモンドには
「ふたりの愛の絆」を象徴し、変わらない性質は
ふたりの愛が永遠に続き、幸せな日々をすごせるようにという
願いをこめられた婚約指輪にふさわしいといえるのではないでしょうか。
店舗にはたくさんのダイヤモンドをご用意しております。
ぜひ一つ一つの輝きを見ながら、おふたりにとっての唯一無二を
お探しいただければ幸いです。