身近であるアクセサリーの素材「真鍮」や「メッキ」について✧

こんにちは!

婚約・結婚指輪専門店雅-miyabi-
京都本店の岩井です(^_^)

最近、天気が不安定で9月になったものの暑い日が多いですね(-_-;)

私は外出時に必ずといっていいほどアクセサリー(主にファッションリングと
ネックレス)を着けるようにしているのですが、ネックレスは特に汗をかくと
変色してしまうため、シルバー素材のものはあまり着けないようにして
それ以外の素材のものを選んで着けています。

以前、ほぼ毎日着けているシルバーカラーのネックレスの素材が気になり
調べてみると、「真鍮」と表記されていました。

おそらく私が着用しているものは変色を防ぐために真鍮素材にメッキ加工が
施されているのだろうと思いますが、皆様が普段着用されるアクセサリー、
ファッションジュエリーのお素材も、もしかしたらメッキ加工されてるものが
あるかもしれません!

(ちなみに愛用しすぎて、一部分の加工が剥げて少しピンクっぽく
なっていました・・・(;_;))

本日はアクセサリーの素材のひとつである「真鍮」についてと、
アクセサリーの「メッキ加工」についてお話させていただきます♪

<真鍮>

真鍮とは、銅と亜鉛を混ぜ合わせた合金のことを指し、
別名:黄銅(こうどう、おうどう)とも呼ばれます。

特徴として、熱によっていろいろな形に加工がしやすい金属であるため、
デザイン性の高いインテリア用品や装飾品、文房具に使われています。
(注意:ブライダルジュエリーとしてはオススメできません(~_~;))

もともと金属は、中に含まれるものの割合や、
与える熱加減によって色が変わります。

英語ではbrass(ブラス)といいます。ブラスバンドのブラスという通り
サックスやトランペットなどの楽器にも使われています♪

その中でも大きな割合を占める亜鉛は、含有量が少ないと赤味が強く、軟らかく、亜鉛の含有量の多いと金色に近く硬いという特徴があります。

ゴールドのようなキラキラとした輝きとはまた異なった
落ち着いた輝きを放ちます。

加工しやすい金属でありながら、強度があります。

メッキが施されていないものは、時間の経過とともに渋みを増した色味に
変化します。

腐食はしにくいものの、時間の経過にともない酸化し、黒く変色したり、緑色の
錆が現れることもあります。

メッキがけをしたり、使用後に乾拭きすることで変色を避けることがきます。

また、加工が施されていないものであればお酢に数分浸すと
元の光沢や色味を取り戻すことが出来ます。

ただし、水分に弱いため、お酢につけたあとはすすいで必ず拭き、
乾燥させましょう。

メッキがけが剥がれてしまった場合は、アクセサリー屋さんなどで再メッキがけを
していただくと、綺麗になります。

真鍮製品の魅力のひとつとして、経年変化があります。

真鍮は革と同じく、使っていくほどに色が深くなり、光沢が霞んでいきます。

真鍮が経年変化をする主な理由は空気中で酸化をすることや手垢、汗などの水分、
湿気によるものです。

経年変化をすると味わいのあるアンティーク調の色味になるため、
真鍮ならではの経年変化が好きという方もいらっしゃいます♡

ですが、加工をしていないものは特に腐食してわれてしまうといった
ケースもありますので、その点注意が必要です・・・(-_-;)

<メッキ>

「メッキ/めっき」と片仮名や平仮名で表記されることが多いですが、
外来語ではなく、漢字では「鍍金(めっき)」と表記されます。

メッキは元々、「塗金(ときん)」と呼ばれていたそうで、元々は
「滅金(めっきん)」と呼んだことから変化し、「鍍金(めっき)」と
呼ぶことが一般的となったようです。

表面の色となるメッキは、最も一般的なゴールドメッキ、銀色にあたる
ロジウムメッキをはじめ、ピンクゴールドメッキや黒色のガンメタメッキなど
様々な種類があります。
同じ色のメッキでも、ツヤを抑えたマットメッキや、
“古美”といって少し黒くいぶしたようなアンティーク風の色味など、
メッキの色ひとつでアクセサリーの表情を変化させることが可能です。

アクセサリーに対する表記で「ニッケルフリー」というのはメッキの種類の1つ、
「ニッケルをほとんど含んでいない」という意味になります。

ニッケルはアレルギーを発症しやすい金属の一つですが
ニッケルフリーだからといってすべての方がアレルギーを発症しないわけでは
なく、個人差がありますのでご注意ください(+o+)

メッキは水分に弱いので、なるべく水分に触れないようにし、
使用後は乾いた布でやさしくふき取ってください。

研磨剤などを含む布を使用しますと、表面のメッキが取れてしまいます(+o+)

アクセサリー専用布やめがね拭きなどの繊維の細かいものを
使用するのがおすすめです。

また、空気に触れることも黒ずみや変色の原因となってしまいますので
、空気や湿気などにできるだけ触れないよう、アクセサリーボックスや封のできる袋などに入れて保管するとより長くお使いいただけます。

本日は「真鍮」と「メッキ」についてお話させていただきました。

ブライダルジュエリーとしてはお素材は「プラチナ」「ゴールド」が
一番良いものとされており、よくご存知かと思いますが、
ファッションジュエリーや普段使いするアクセサリーなど、
身近に多く使用されている「真鍮」「メッキ加工」について
少しでも知っていただければ嬉しく思います<(_ _)>

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