「神前式」の魅力と和装について

3月~4月は桜のシーズンということもあり、美しい桜が咲く春の神社での「神前式」が人気です。
白無垢や色打掛を身に纏い、日本の歴史と伝統を肌で感じることのできる神前式。
本日は意外と知らない神前式についてご紹介。


◆「神前式」とは
神話や八百万の神、自然現象などに神々が宿ると考えられる神道で、その神々への誓いを立てる日本ならではの挙式スタイル。

神社で行われる神主が斎主として執り行う神前式は入退場を合わせて30分程度。神主が結婚を伝える祝詞を奏上、三々九度の杯を交わし玉串を捧げ夫婦の契りを結びます。神道を信仰しているかどうかを問われることはなく基本的には誰でも式を挙げることができるため、日本的な雰囲気を感じることができゲストにも楽しんでもらえることがら国際結婚のカップルにも人気のスタイルとなっています。


□服装
新婦の和装は白無垢のスタイルが多いものの、華やかな色打掛や凛とした印象の黒引き振袖。新郎の和装は紋付き羽織袴が正装です。

白無垢は中に着る掛け下も、上に羽織る打掛も白色の婚礼用の和装で、室町時代から最も格の高い衣裳として着られるようになったと言われています。純白から生成りまで様々な色合いがあり、唐織や刺しゅうなど素材も様々なのでシンプルに見えて意外とバリエーションが多く、ウェディングドレスと同様に衣裳選びも楽しめます。
色打掛は色や柄が華やかな打ち掛けを羽織ったスタイルで、挙式は白無垢で披露宴では打ち掛けを変えてお色直しというのもメジャー。最近では淡い色味の色打掛も増えてきているので白無垢のような印象で着られるものもたくさんあります。

黒の羽織に黒の縞柄、あるいは茶色の袴を合わせた紋付き袴は、羽二重という織り方で織られた黒の羽織、黒羽二重が最も格式が高いものとなります。黒以外の場合は色紋付を言われ、新婦の衣裳の色合いに合わせて白やグレーなど、色無地の羽織や袴を合わせある場合もあります。

◆神前式の基本的な流れ(※上賀茂神社の場合)

①手水の儀
→手をすすいで心身を清める
②参進の儀
→巫女先導のもと境内に向かい歩き進む
③修祓
→神職が清めのお祓いを行う
④献饌
→神様に食事をお供えする
⑤祝詞奏上
→斎主が神前に二人の結婚を報告、幸福をお祈り
⑥三三九度の杯の儀
→二人が大中小3つの盃でお神酒を交わし夫婦の契りを結ぶ
⑦指輪交換
→神前にて指輪を交換(※希望する場合のみ)
⑧誓詞奉読
→夫婦になる誓いの言葉を神様に読み上げ伝える
⑨玉串拝礼
→玉串を神前に捧げ、二拝二拍手一礼
⑩五十鈴の儀
→巫女が祝福の意味を込め鈴を鳴らす
⑪親族結盃の儀
→親族一同でお神酒の盃を交わす
⑫斎主挨拶
→斎主が結婚の儀が滞りなく終了したことを報告

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